1987年生。徳島県出身、神奈川県在住の音楽家・柿本直によるソロプロジェクト[.que](キュー)。アコースティックギターを基調に、繊細なエレクトロニクス、柔らかで清涼感溢れるサウンドを奏でる。2010年より大阪で[.que]としての活動を開始。高橋幸宏氏(YMO,pupa)を審査員に迎えたFRED PERRY×MySpace 楽曲コンテスト ”FRED PERRY / WHY?”にて優秀楽曲として評価される。これまでに「sigh」「calm down」「drama」「water’s edge」4枚のアルバムを発表。2013年にSCHOLEよりリリースされた3rdアルバム「drama」はフォークトロニカの傑作として高い評価を得ている。
また企業広告、TVCM、空間演出、映像作品への楽曲提供、楽曲制作等、その活動は多岐に渡り様々なコラボレーションを行っている。2014年、活動拠点を大阪から東京へ。2015年2月、これまでの集大成となるアルバム「BRILLIANT HOPES」をリリースする。
WEBSITE : http://que-music.net
TRACK LIST
1.Origin
2.Home
3.Joint feat. affable noise
4.Anew
5.Trivial Lie
6.Himitsu feat. unmo
7.Lullaby feat. petitoto
8.Springlike
9.Misty Moon feat. akira kosemura
10.Curtain
11.Verdure
12.Will
13.Never End
[.que]通算5作目となる「Brilliant Hopes」がSCHOLEよりリリースされます。
2013年、SCHOLEからのデビューアルバム「drama」で、[.que]として培ってきた爽やかで心地よいエレクトロニカ的要素とアコースティックサウンドまたはフォークミュージックとの融合で自らのスタイルを確立した後、2014年に、セルフプロデュース作でもあり、故郷でのフィールドレコーディングを用いたプライベートな作品「Water’s Edge」を発表してきました。5作目という区切りの作品は、[.que] / Nao Kakimoto のルーツでもあるバンドサウンドに重点を置いた楽曲を多数盛り込むなど、これまでの歴史を全て詰め込んだかの様な仕上がりになりました。
レーベルオーナーでもある小瀬村晶が共同プロデュースした今作は、ポストロックや、ポップスの要素まで幅広く取り入れつつも、一つの作品として昇華させ、[.que]が磨き続けた個性をより輝かせるものとなっています。
冒頭の2曲で彼らしさと新たな1面を垣間見せつつ軽快に幕を開け、affable noise が巧みなギターを加える「Joint」(track:3)、本作にゲストドラマーとして参加しているLOOP POOL等で活躍する水口彰太が刻む軽快なドラムスに[.que]の持ち味でもあるエモーショナルなメロディーラインが合わさった「Anew」(track:4)、波のように揺れつつ背景に馴染むピアノの音色に乗る秀逸なメロディが、切なさの中に独特の温かみを醸し出すピアノ曲「Trivial Lie」(track:5)、これまでの代表曲「flora」でコーラスを担当した unmo が作詞、ボーカルを担当し、姉妹作とでも言えるかの様な透明感を持つ「Himitsu」(track:6)、petitotoによるトイ楽器やヴォーカルが可愛らしさを添える「Lullaby」(track:7)、春の小道に踊る花びらと光の戯れの様に、小瀬村晶と[.que]によるピアノが踊る「Springlike」(track:8)、霧がかる夜の闇に差す一筋の光が現れる瞬間を捉えるための楽曲とでも言うような、後半に登場するギターリフが印象的な小瀬村晶との共作作品「Misty Moon」(track:9)、そしてエンディングへと向かう2曲の後には、[.que]初期に作曲された楽曲「Will」(track:12)と続き、物語の終わりを告げつつ次へと導く「Never End」(track:13)で穏やかなラストを迎えます。以上の楽曲群からも分かる様に[.que]の歴史を総括しつつも新境地へと向かう意気込みを感じる1枚となりました。
SCHOLE作品ではおなじみの井口寛がレコーディングエンジニア・ミックス・マスタリングを、菊地慎が写真・アートディレクションを担当。
すべての始まり。
2010年に作った「AlsTak.」というデモアルバムに収録したものとはまた違うもの。今の自分がこの曲をもう一度作るとするならばどうなるだろうか。再度一から作り直した楽曲。
2013年に開催された瀬戸内国際芸術祭。その関連イベントのために書き下ろした楽曲。LOOPPOOL等で活躍中の水口さんにドラムを叩いていただきました。とてもバンドらしくなった楽曲。爽やかで綺麗な曲。
実はバンド時代からの友人affable noise。彼はバンドcenloで活動しつつも、ソロではギターのみでアンビエントミュージックを。ギターソロを入れてもらいました。ポップで疾走感のある楽曲に。
これまでの活動上一番のバンドサウンドの楽曲。自分なりの「攻め」の一曲。四つ打ちドラム、エモーショナルなメロディ。自分の真の部分。
初めてのグランドピアノの録音。
嘘をつく。人なら誰でも一度はあるだろう。ささいな噓、あなたもついたことがあるでしょう?
2013年リリースのアルバム「drama」収録の「flora」から生まれた楽曲。unmoさんが元々「flora」のために書いた詞とメロディ。しかし、「flora」には採用できず。今回その断片からまた新しく生まれ変わった。最高の楽曲。
自分なりの子守唄。甥っ子の声を録音してみました。petitotoさんの歌声、トイ楽器がとても可愛らしい。
2012年に自主リリースしたアルバム「sigh」こちらのバンドアレンジバージョン。今回はドラムとピアノをレコーディングし、よりバンドサウンドに。僕の活動の道を開いてくれた大切な楽曲。
小瀬村晶さんとの共作楽曲。元々は僕のデモからあーでもない、こうでもないと二人で完成させた。僕と小瀬村さんの歌声が収録されているちょっとレアな楽曲。個人的にはギターのリフとピアノのメロディがとてもお気に入り。
カーテンを開けると星空が見えた。そんな楽曲。珍しくアコースティックギターを録音しておらず、エレキギターを。ドリーミーで少しシューゲイザーっぽさもある。シンプルな楽曲。
実家の裏にある緑。風の音、鳥の声。それらを感じ、聞いて幼少期を過ごした。そんな幼少期の自分を音に。
バンドを辞めて間もない頃。[.que]として作った最初の楽曲。未来の自分に向けて作った大切な楽曲。
終わらない。これからも。
1.somewhere
2.blue (another mix)
3.misty moon (another ver.)
all music written and produced by nao kakimoto
mix:hiroshi iguchi (track2)
photograph & art direction : shin kikuchi
special thanks : masaru aoki (cue!),tomoko mikanagi
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※初回出荷分のみの特典となります。
1985年生まれ、東京出身の作曲家・音楽プロデューサー。2007年「It's On Everything」でデビュー。同年、音楽レーベル「SCHOLE」を共同設立。これまでに五枚のオリジナルアルバムを発表、いずれの作品も国内外において高い評価を獲得。2012年にコンテンポラリーバレエ公演「MANON」(演出/振付:キミホ・ハルバート)の音楽、2014年に映画「最後の命」(監督:松本准平、主演:柳楽優弥)の音楽を担当。やなぎなぎへの楽曲提供や、スクエア・エニックス公式プロジェクトによるファイナルファンタジー楽曲のリアレンジワーク、全日空が提供する「ANA LOUNGE」の音楽監修、IKEAのTVCMをはじめとした数々の広告音楽を手掛け、NIKON ASIA、KINFOLK、RADO Switzerland など、国際企業とのコラボレーションも多数。これまでに米国最重要音楽メディア「Pitchfork」、豪州最大規模の発行部数を誇る新聞紙「THE AGE」にてその才能を賞賛されるなど、日本国内に留まらない世界的な活躍が期待される音楽家の一人である。
福岡デザイン専門学校卒業後、2006年に渡英。イギリス国内でのライブペインティングや、個展等の活動を経て2011年帰国。帰国後、ファッションブランドとのコラボレーションや、雑誌や書籍のアートワークを制作。2012年に青参道アートフェア、2013年にシブカル祭にアーティストとして参加。2009年に音楽活動も始め、「MONSTERK7」から発売されたコンピレーションアルバムmusic for toys 3に参加。2011年にdynamophone Recordsからアルバム「hakoniwa」とコラージュブックを発売。
1982年東京生まれ、横浜育ち。ドラマー。
LOOPPOOL、Decemberなどに所属。
様々なフェスや海外ツアーなどを経験。
大阪在住の宅録音楽家
cenloというバンドでギターを弾くかたわら、affable noise名義でのソロ活動をスタートさせる。”優しいノイズ”をテーマに、雨と夜をモチーフにしたアンビエント・ナンバーを多く作成。”足の踏み場しか無い”と例えられるほどのエフェクターによって加工されたギターサウンドは、実験的でありつつも心地良く、そのサウンドメイキングには定評がある。
小瀬村 晶やQuentin Sirjacqなどを始め、これまでに数々のSCHOLE作品を手掛ける。音に対しての幅広い知識、きめ細かにアーティストの要望に答えるその仕事によって、国内外を問わず活躍しているサウンドエンジニア。
1985年生まれ。神奈川県、横浜市出身。大学在学中より音楽家の小瀬村晶、映像作家の齋藤雄磨と共にインディペンデント音楽レーベル『SCHOLE RECORDS』を運営し始める。大学卒業後、株式会社SCHOLE(SCHOLE INC.)を設立、代表に就任。写真、映像、WEB、デザイン、経営学などを独学で学びつつ、SCHOLEでは音楽を中心に事業を展開。これまで自社の作品を中心に数多くのCDのアートディレクション、デザイン、写真を担当する他、個人的な作品としてフォトブックを2作品発表している。