diario +COFFEEdaisuke miyatani Interview
27760
post-template-default,single,single-post,postid-27760,single-format-standard,theme-stockholm,qode-social-login-1.1.2,stockholm-core-2.3.2,woocommerce-no-js,select-theme-ver-9.6,ajax_fade,page_not_loaded,,qode_menu_,qode-single-product-thumbs-below,wpb-js-composer js-comp-ver-7.5,vc_responsive

diario +COFFEE
daisuke miyatani Interview

SCHOLE設立当初から親交のある、daisuke miyataniによる1stアルバム「diario」がデジタル・リマスター盤としてリイシューされる。
また音楽活動の傍ら、店舗を持たないコーヒー屋「+COFFEE」としての顔も持ち合わせる彼は、音楽家の書き下ろし楽曲とコーヒーのセットメニュー MUSIC+COFFEEや、届くまでどこの豆か分からない予期せぬ豆との出会いを楽しむBLEND+COFFEEなど、コーヒーに少しプラスの価値をもたらすユニークなスタイルで活動している。
今回のインタビューではSchole Recordsを運営し「diario」でアートワークを担当した菊地慎と共にこれまでを振り返ってもらいつつ、アルバムについて話を聞いた。

インタビュー・テキスト:鬼頭葵(インターン生)

−「diario」のコンセプトは?

 

宮谷: 観察や視点を変えてみることですね。タイトルdiarioは日記という意味で音も特に構えず家や近所で録りました、日常の暮らしの中でいつもあたりまえに聴こえている音も見方を変えるととても音楽的に聞こえたりするんですよね。しかもいわゆる演奏とはまた違うおもしろい音が鳴っていたりもする。そんな事に気がつくと少し自分の日常が豊かになるというか、普段の暮らしの中で素晴らしい音が聞こえるってそれだけで嬉しいじゃないですか。

 

−作り始めたきっかけはそういう思いから?

 

宮谷: そうですね。このアルバムに関しては。

 

−フィールドレコーディングを行うときに、こだわりはありますか?

 

宮谷: こだわりは、特に無いんですよ。僕は身の回りで鳴ってる音をまずは適当に録って、それを聞いて、例えばそのフィールドレコーディングがより音楽的に聞こえるように音を足したりします。だから曲を作るきっかけみたいなものですね。どこで音を録っていても、何かしら音が鳴っているので。

 

−じゃあ機材もそこまでこだわりは無いのですか?

 

宮谷: そうですね、フィールドレコーディングを使っているアーティストさんはちゃんとしたマイクで録っている人も多いと思いますし、場合によっては僕もそうしますけど。録れればなんでもいいです。笑

 

−ちなみに何を使われているんですか?

 

宮谷: 普通にiPhoneのメモで録っているものもあります。テープレコーダーでそのまま録音をして歩く事もあります。それから曲になりそうなものを選んでいきます。

 

菊地: 曲を作るときのインスピレーションになっているってことだよね。

 

宮谷: そうですね、フィールドレコーディングからインスピレーションを得て、どういう音が鳴っているからこういう曲にしようって流れで作曲していきますね。

 

−コンセプトを決めてから曲作りをしている訳では無く、拾ってきた音を元にそこから発想を広げているんですね。

 

宮谷: そうですね、diarioの場合はそういう作り方の曲が多いです。

 

−新曲4曲聞かせて頂きました。少し雰囲気が変わったと思ったのですが、その点はどう思われますか?

 

宮谷: 10年程経っているので、自然にやってもいろいろ変わると思うんですよ。最初は普通に何も考えずに作ってみたんです。そうしたら、これはちょっと違いすぎるなって…でもdiario当時の感覚を思い出すのは早かったですね。

 

菊地: 昔を意識して曲を作ったって事かな?

 

宮谷: 根本は変わっていないのですが、10年も経っていると同じ手法がベースにあっても、できるものが違ってくるんですよね。音楽でも音楽以外でも10年のうちにいろんな経験を経ましたからそこがちょっと違う様に聞こえる理由なのかもしれないですね。今回、追加の曲でも電車の音を使ったり、当時と同じ素材や手法を使っているので変化はわかりやすく表れていると思います。同じような音を使っているけど、今の自分がそれを元に曲作りをするとこうなるのかという発見はありました。

 

菊地: マスタリングする前はボリュームの違いもあったりしたのもあるけど、それだけではなくて新しい音源との間に境界があるような印象を受けたけど、マスタリングでうまく馴染ませてもらった様な印象を受けて、聞きやすくなったなと思いました。

 

宮谷: マスタリングって大事ですよね。

−「diario」を聞く理想のシチュエーションってありますか?

 

宮谷: 皆さんが生活している中で流してもらうような感じがいいですかね。もちろん、しっかり向き合って聞いてくれてもいいのですが、それよりも薄っすらと日常の暮らしの中でBGM的に流れている方が心地良いですかね。

 

−そもそもお二人の出会いのきっかけは?

 

菊地: 最初は、僕が大学生だった頃に知り合ったのですが、大学で雑誌や新聞とかメディアの事を主に勉強していて、仲の良い友達を集めてフリーペーパーとCDを出してみようって話になり、自分達が好きな音楽と絵や写真などを紹介する事を目的としてSCHOLEを始めました。当時はMyspaceが全盛期だったからそれを通じて初期の頃リリースした作家さんとは知り合いになった訳ですが、なんでこんな素晴らしい音楽を作っているのに皆知らないんだと思って、取り上げる媒体があっても良いんじゃないかと思って始めました。そして、宮さんを最初に特集しました。

 

−あ、最初なんですね。

 

菊地: 今考えると情熱だけで発行してた、すごいマニアックで制作サイドが未熟すぎるフリーマガジンだったけど、そこで初めて特集して。その時に淡路島に住んでるって事を知りました。

 

宮谷: 田舎のおじさんなんです。笑

 

菊地: 当時はおじさんでは無かったでしょ!(笑)その流れで最初に出したコンピにも楽曲を収録させてもらいました。宮さんの最初のアルバムのコンセプトが、SCHOLEを始めた当初考えていたコンセプトに近かったんです。その後sawakoさんとのスプリットアルバムをリリースしてもらいました。ちなみにsawakoさんは当時ニューヨークに住んでいた音楽家の方で、(今は日本在住)僕は両方とも好きで良く聞いていたんです。それで、小瀬村と次は何を出そうかなという話になった時に、同じ日本人なのにとても遠いところに住んでいる者同士が音楽を一緒に作ってみたら面白いんじゃない?ということが始まりで出したCDが「hi bi no ne」(2008年7月発売)というアルバムです。
だから東京に来たのはその後だよね?

宮谷: その1、2年後、ですね。

 

−ちなみにコーヒー屋さんをやられているということで、そこについても伺ってもいいですか?一応+coffeeさんのHPを拝見したのですが…豆も販売されていて、「コーヒーを提供することでその先の日常の中により多くの豊かな時間を作ること」と書かれていました。

 

宮谷: 偉そうなこと書いてますね。笑

 

−これは音楽に対してもこのような気持ちでいるのかなぁと思ったのですが…

 

宮谷: そう言えばそうですね。どちらとも、無くても生活が成り立つ訳ですけど、そこにそっとあるような、つまり在ることでその時間がいつもより少し良い時間になる、という事が共通しているかもしれないです。コーヒーと音楽って。

 

−逆にその二つに対する気持ちで違うところってありますか?

 

宮谷: これが、全然無いんですよ。ブレンドする時も、この豆は『中域が良いな』みたいなイメージ持ったりするんです。例えば、華やかなフレーバーの酸味が広がる、浅煎りの豆だと、『ハイ』が出ているようなイメージです。そういうイメージで、この豆はもう少しハイが出ると美味しくなりそうだから、ハイが特徴の豆を混ぜようって思ったりします。だから、音楽とコーヒーを作る事って、僕の中ではあまり違いがないんですよね。

 

菊地: どんな事にでも例えたりできるのかもしれないけど、僕もジャケット作っている時そういう事意識したりするかも。宮さんの音楽だったら、背景でぼけた感じのイメージが合いそうだな、とか。でもそうすると面白く無いものができそうだなぁーとか、あえてコントラスト上げてシャープにしてみて、自分の中で合わないと思うものを作った方が結果的に面白くなるかな、とか。結局分からなくなって作ったもの全部見せて決めてもらったけど。笑

 

宮谷: 音楽に関わっているとそういう感覚ってありますよね。

MUSIC VIDEO

−ちなみにコーヒー始めたきっかけって何ですか?

 

宮谷: コーヒー始めたきっかけは…どこから話せばいいかな。

 

菊地: でも10年前「diario」リリースした時は、+coffeeやってなかったよね。

 

宮谷: コーヒーにハマったのは東京に来てからなんですよ。それまではコーヒー苦手でした。

 

菊地: そこが結構意外ですよね。東京来てからは、度々会ったり、ご飯食べたりする機会あったけど、「コーヒー飲めないんですよ」て言ってたのを覚えてます。

 

宮谷: 紅茶とか頼んでました。コーヒーは飲んでもラテ。

 

菊地: そして、お酒も飲めない。

 

宮谷: お酒もでしたね…今は飲むんですよ。

 

菊地: 全然変わったね。10年で。

 

宮谷: 変わった。変わったなぁ、ってよく言われます。「ロックで」とか言うようになりましたもん。

 

菊地: 少し脱線したけど、コーヒーを始めたきっかけを…

宮谷: そうですね。何で申し込んだのか忘れたのですが、トークイベントに参加したんです。もともとカフェには興味があって、飲食店としてというわけでは無く、場所として、サロンというか。トークイベントは、有名なカフェやっている人とコーヒーロースターが対談するトークイベントで「お店を続ける」がテーマでした。別にお店やってなかったしやるつもりもなかったんですけど、なぜか申し込んだ。そこでそのロースターの人が焙煎してるコーヒーが配られたので飲んだんです。小さなカップだし、飲むか、と。飲んだら、今までただの苦い黒い汁だと思ってたんですけど、ちょっとおいしいと思ったんです。そこからコーヒーに興味を持ち出して。

 

菊地: 美味しいと思うと、興味が湧くよね。

 

宮谷: そこから少しずつ調べて、豆買ったり、器具買ったりしてみたんです。でも、好きじゃなかったから、家で一人で入れても正解かどうかも分からない。それで、友達に飲んでもらったりしていたんですけど。そうしてるうちにどこかでコーヒーを入れたいと思うようになりました。家で一人ギター弾いているよりライブしたいですよね、それと同じ感じです。それから、ずっと言ってたんです。実績のないままずっと「コーヒーいれます!」って(笑)
そうしたら、たまたま誘ってくれた人がいて、そこで初めて人にコーヒーを販売したのですが、今までアルバイトで働いていた時に美味しかったって言われるのと、自分が好きなところの豆を選んで買ってきて、一杯ずつ丁寧に入れて、美味しかったって言われるのとでは、嬉しさが全然違ったんです。そのあと出たイベントで、まだやり始めて全然慣れてなかったのですが、出店者の皆が「お疲れ様!」「大変だったでしょ、ずっと入れ続けて」とか言ってくれたんです。けど、僕は全然大変じゃなかった。むしろ楽しかったんですよ。そこでこれが仕事になればもう少し楽しく生きれるなと思ったので、小商いとして活動を増やしていきました。

 

菊地: コーヒーやるようになってから、生き生きして見えたよ。やりたいことが仕事になるように創意工夫をしていたし、失敗談とかを面白可笑しく聞いた事もあったけど、それでも楽しそうで頑張ってるなって思ってました。
あと、宮さんの入れるコーヒーって浅煎りで、飲みやすいよね。

 

宮谷: もともとコーヒー飲めなかったので、自分と同じようにコーヒーを苦いものだと思ってる人に、コーヒーは苦いだけじゃないっていうのを知って欲しいんです。自分が飲めるようになったように。

−なるほど、それではコーヒーの話はここまでとさせて頂いて、宮谷さんが好きなSCHOLEのアルバムって何ですか?

 

菊地: ちょっとそれは気になるかも

 

宮谷:「MOMENTARY」。あれ好きです。

 

−珍しく歌がフューチャーされたアルバムですね。

 

宮谷: 作品の空気感や全体通しての流れが好きですね。あと本人のピアノと歌だけの曲あれとてもいいですね。

 

−今後SCHOLEと、どのように関わっていきたいですか?

 

菊地: 今まで通りでいいんじゃない?

 

宮谷: 今まで通り、よろしくお願いします。…それ僕が決めることですか?

 

菊地: 僕らはリリースした皆を応援してますから。笑

 

−あとお二人に今後の活動の方針や、目標とかあれば教えていただきたいです。

 

宮谷: なんでしょうね…コーヒーも音楽も、どちらもバランスよく活動したいです。今までどちらも満足のいく様にできてなかったので。
去年は、ほとんど音楽やってなかったんですけど、一回だけライブしたんです。sawakoさんの枠で一緒に出演させてもらって、ちゃっかり+coffeeのチラシも配ってたら、そのイベントの協賛だったNGOの人が別の日にコーヒーのオファーくれたんです。そこで、両方やってるからこその広まり方もある様な気もして、どちらも自分らしくやっていけたら良いなと思いました。
今度Paniyoloさんと行く甲府のカフェは、普通にコーヒー豆に興味持ってくれて、注文を頂いたのが最初の出会いで。その件でインスタでやりとりしたときにアカウントがdaisuke miyataniだったので、「もしかしてdiarioとか出してる宮谷さんですか?」って聞かれて、「そうです」と答えたのですけど、その返信が「お店でかけてます」って言われてとても驚きました。これも音楽やってなかったら繋がらなかった事なのかなって思いましたね。

菊地: すごい、CD持ってるのかな?

 

宮谷: 持ってるらしいです。

 

菊地: 10年前に買ったってこと?すごいね、それ。

 

宮谷: そう。盛り上がりますよね。

 

菊地: それは、盛り上がる!いい話だね。

 

宮谷: それでゲストビーンズとしてお店で使ってくれたりとか、今回のライブに繋がったりしたんです。コーヒーばかりやっていたら、そうならなかったと思うんです。数年前は「今は音楽じゃない、コーヒーを頑張る時期だ」とか自分で決めちゃってたんですけど今は両方バランス良くやったほうが結果的に良い気がしています。
片方にしか全然興味持って頂けない時もあるんですけど、繋がる場合もあるじゃないですか。だから、どちらもやっている自分だからできるものを追求していきたいですね、それが今後の課題です。

 

菊地: 今後の課題ですか・・・とりあえずこのタイミング(レーベル設立10年)で宮さんの作品をリイシューする事できて、レーベルを始めた当初の気持ちを思い出したので、初心を忘れず頑張るって事ですね。個人的には音楽家の皆さんをベストな形でサポートできる様に日々精進しておく事ですかね。10年やってもまだまだ未熟だなって思えるからこそ続けてる気がするし、それは別にデザインとか、アートワークに限った話では無く。音楽とそれを取り巻く環境を自分なりに理解して藻搔いた結果、こんな小さなレーベルでも提案できることがあって、一緒に責任を持って制作して、大切に管理できる様になる。それは小瀬村(音楽家)と共同でやってるから見えてくる部分が大きいなと日々思っています。アートワーク、Web、映像など作るものは違っても僕が作るものは大体その一部でしかないわけですし。その全てで音楽に合わせてベストな選択をして、デザインに落とし込めた結果、音楽家の方々と素晴らしい作品を完成させる事が出来て、リスナーの方に良いものを届けられる事に繋がるのかなと思います。それをもっとハイレベルでできる様になることが今後の課題ですかね。

 

−ありがとうございました。
今回は音楽だけでなく宮谷さんを語る上で外せないコーヒーのこと、お二人の出会いについて貴重なお話を伺うことができ、大変嬉しく思います。
そして「diario」は、SCHOLEの原点に深く関わる作品だったのですね。そんな時間の流れを感じながら、作品を手に取ってみても面白そうだと感じました。
それでは、アルバムリリース楽しみにしております!

Release Information

daisuke miyatani – diario

5.25.2018 RELEASE.

01. view
02. edanone
03. rain melodies
04. old tape
05. summer child
06. niwa
07. yu
08. water lights
09. michi
10. sampo
11. hidamari
12. hum
13. aiveo
14. iindayo
15. dokusho-chu
16. brew
17. itsumo
18. utouto
19. kurasu

special redux edition 2018
original recordings released in 2007 from ahornfelder
composed by daisuke miyatani
recorded at home 2005,2006,2013
track 3,5,8 field recording by tatsuya toyota
track 16 piano by akira kosemura
mastered by hiromits shoji
a&r – akira kosemura
artwork, design & art direction – shin kikuchi
sales promotion – kazumitsu yoshida, romain meril and matthieu burel
production management – SCHOLE INC.
thanks: alex, tatsuya toyota, erika miki, iplikana, aoi kito, family and friends

SCHOLE設立当初から親交のある、daisuke miyataniによる1stアルバム「diario」がデジタル・リマスター盤としてリイシューされます。オリジナル盤は2007年にドイツのAhornfelderからリリースされています。
アコースティックギターをベースに、鳥のさえずりや雨音などのフィールドレコーディング、繊細なエレクトロニカ・サウンドを重ね、優しく心地よい音楽を紡ぎ出しています。

SCHOLEが発行していたフリーマガジンで最初に紹介された作品でもある本作は、SCHOLEの目指す世界観を内包した作品としてレーベルスタッフに愛されてきましたが、10年の時を経て念願叶っての再発が実現しました。それに伴い「brew」「itsumono」「utouto」「kurasu」の4曲が追加収録されています。

何気ない日常の情景に温かな雰囲気を漂わす、アンビエントミュージック。

daisuke miyatani, a longtime friend since the launch of SCHOLE label, will be reissuing his first album “diario” in digital remastered edition. The original version was released from ahornfelder label from Germany in 2007.

Created with an acoustic guitar, a field recording of birds chirping and raindrops, and some layers of fragile electronic sounds, produces a gentle comfortable sound.

His first album provided the worldview what SCHOLE aspires to be and loved by label staffs, then it was first introduced in a free magazine published by SCHOLE. After ten years, a long-desired re-release of the album is finally out and comes with four bonus tracks included; “brew”, “itsumono”, “utouto”, and “kurasu”.

An ambient music what carries a warm atmosphere to the scenery of our everyday life.

team_image

daisuke miyatani

淡路島出身。ギターを基調に身の回りの様々な音を使い、音と音楽、即興と作曲の間をテーマに作品を国内外のレーベルよりリリース。自身の作品制作だけでなくこれまでに自由大学の講義DIY MUSICでのゲスト講師、アレンジ、リミックス、webや映像作品、展示への音楽提供、選曲等も行っている。
また店舗を持たないコーヒー屋+COFFEEとしての顔も持ち、アーティストの書き下ろし曲とコーヒーのセットメニューMUSIC+COFFEEなどユニークなスタイルで活動をしている。

From Awaji Island, Japan. His sound works are created from a guitar with the environmental sound, and there is a concept of in between sound and music or improvisation and composition. Albums are released from both Japanese and international labels. Besides composing works, he has been teaching DIY MUSIC as a guest lecturer at Freedom Univ, also works as a music arranger, remixer, distributing sound for visual works or website, and as a music selector. Also, he has another project “+COFFEE”, a coffee shop without a permanent shop, and known for its unique style of serving a new written song and a coffee as a set menu called “MUSIC+COFFEE”.

TEASERS